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遊音工房

遊音工房では 高性能な改造スピーカーと バッテリードライブ・アンプを使って、最も性能が良いケーブルを模索してきました。性能が良いとは、ケーブルとして 音に色付けをしないケーブルで、微細な音まで 消してしまうことなく伝達できるケーブルです。

様々なケーブルでの試聴を 繰り返してきた結果、オーディオケーブルはツイストペア線、スピーカーケーブルはリッツ線が、最も微細な音まで消えることなく伝達でき、音への色づけが少ないことが解りました。

ツイストペア線は プラスマイナス2本の線を撚り合わせた線で、外部から飛び込んでくる ノイズとなる電磁波を、撚り合わせたプラス側とマイナス側の2つの線に 同時に同じように受けとらせることにより お互いキャンセルさせて防ぐ線です。2本の線を できるだけ近づけて 綺麗に撚りあげる必要があります。

また、リッツ線は 1本1本が絶縁された細線を 一つに束ねた線です。電流は 細かく分かれて お互いに絶縁された線の中を分散して流れます。

試聴実験結果、電線の中を電流が流れる時には 表面に集中して流れます。電線が太くなると、流れにくい中心部と 流れやすい周辺部の差が大きくなります。この差が音に最も大きく影響を与えているようです。

この効果を防ぐために スピーカーケーブルではリッツ線にして、沢山の細い線で 表面積を大きくすることにより、より細かい音までクリアーに聴こえるようになることが確認できました。

また、この効果はオーディオケーブルでも同じで、ツイストペア線を 細くすればするほど より細かい音まで伝えることが解りました。しかし反面、細くなると抵抗値が上がってゆき 音に迫力が無くなっておとなしい音になってしまいます。この相反する二つの効果をできるだけ良くするには、構造的にどの辺りで作るかが非常に大きなポイントになります。

これらの事を確認していく中で、さらに解ってきたことがあります。それは、、ケーブルのグランドとホットの 2本の線の内、ホット側の線の方が 線の種類による 音への影響度合いが大きく、グランドラインの方が 小さいということが解って来ました。その為、スピーカーケーブルでは グランドラインはできるだけ太くし 抵抗値を下げ、ホットラインは リッツ線にするというのが 最も理想に近いものであるという結論に至りました。

この結果、オーディオケーブル、スピーカーケーブルどちらの線も、長さによって最適な形が変わり、最も性能が良い形状の物を作るとなると 使用場所に合わせて手作業で作るしかないということになります。

これらの結果をふまえて、遊音工房ではケーブルを 使用場所と目的に合わせて、オーダーメイドで作る事にいたします。その仕様と値段は次の通りです。


オーディオケーブル ツイストペア線(標準仕様は ステレオ2チャンネル 両サイドRCAピンプラグ オスです、RCAプラグをお手持ちの物などに変更するなどの 仕様変更可能ですのでご希望の方はご連絡ください。)
2m未満         6000円
2m以上 5m未満    8000円
5m以上         別途お見積もりをいたします。

スピーカーケーブル リッツ線(ホット側のみの単線です、グランドラインはお手持ちの太いラインをご使用ください。)

普通のスピーカーケーブルと違い端末処理が必要です。切断すると使えませんのでご注意ください。両端の端末処理をしてお届けいたしますので、正確な長さをお知らせください。

ウーハーサイズ30cm以下のスピーカー用
1mあたり2000円   
ウーハーサイズ30cm以上のスピーカー用
1mあたり3000円